うつ予防


予防に勝る医療なし! うつを治すのは極めて大変です!

音楽と感情の同調についてお話しです。

1.感情の同調とは。
2.相互作用と一方的作用。
3.音楽の利用方法。
4.うつ予防と音楽。
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I.感情の同調とは。

テンションの高い人と話しているうちに自分のテンションも上がった経験はありませんか?

元気で陽気な女子高生や年頃の女性がやってきて、周りの雰囲気が急に明るくなった経験はありませんか?

相手が興奮してくると自分まで興奮してしまった経験はありませんか?

子供を亡くして泣き叫んでいる見ず知らずの母親を見て、あなたも悲しくなりませんか?

このように、周りの人などの感情に引きずられて自分も同じような感情が沸いてくることを「感情の同調」と言います。

要するに、われわれ人間は「感情の動物」であり、さらに周りの人々や環境などによりその感情が左右されるということです。

この「感情の同調」は音楽にも当てはまります。

パンクロックなどの破壊的な内容の音楽は、聞き手を興奮させ、かなり破壊的な行動に導く傾向があります。これは、聞き手の感情が音楽内容に同調したもの、または影響されたものと考えられます。

悲しい音楽を聞いて涙ぐんだ経験はありませんか? 五輪真由美の「恋人よ」を聞くたびに、私には「失恋した悲しみの叫び」がヒシヒシと伝わってきます。「つらかっただろうなあ。」「悲しかっただろうなあ。」と思い、自分までセンチメンタルになってきます。

「悲しい」という音楽を通したメッセージ/感情が私に伝わり、私も悲しくなった(感情の同調)のではないでしょうか?


II. 相互作用と一方的作用。

人間同士の場合には、感情の同調は相互に作用します。
例えば、みんなで楽しくやっていてもその中の一人が気分を害すると周りの人達までが嫌な気分になったりします。このように、人間同士の場合にははお互いに影響し合っています。
当たり前ですね。

でも、音楽にはこれは当てはまりません。
CDから流れる音楽は、われわれに影響を及ぼしますが、われわれがCDに収録された音楽に影響を及ぼすことはできません。
これも当たり前ですね。

実はコレがミソなのです。
例えば、私は元来非常に陽気で、「おまえの笑い声は大きすぎる」「おまえはいつもニコニコしている」と言われていました。でも、非常に否定的でネガティブな人と付き合うようになって以来、知らないうちに自分までもが「だんだん否定的でネガティブになっていった」ような気がしました。これは、最近まで気がつかなかったことです。

つまり、人間同士の場合には相手に影響されやすいということです。

なるべく陽気で明るい人と付き合いましょう。

では、自分が暗くなったり、落ち込んだり、ネガティブになったりした時はどうすれば良いのでしょうか?

私は、音楽を聴くことをオススメします。なぜならば、他人に迷惑をかけずに済むからです。私は、音楽を「こころの充電バッテリー」のように使っています。


III. 音楽の利用方法。

私は以前、本の中で良いされているクラシック音楽を買い漁り、100枚ぐらいは試してみました。でも体制に影響はありませんでした。

なんだか弱いバッテリーのような感じでした。車で例えれば、バッテリーが弱いとエンジンがかからないのと同じようなものですね。

その後、セラピストや医師、さらには自ら読み漁った数十冊以上の医療関係の本から学んだものを集大成し、音楽療法、運動療法、食事療法の3つを組み合わせた結果は全く別のものでした。

私には、非常に強力なバッテリーを得たという実感が沸きました。ようやくエンジンがかかったという感じです。おそらく自己治癒力が働き始めたのでしょう。


私の体験と知識だけでモノを言わせていただくのであれば、うつ予防には音楽療法をオススメいたします。

ちなみに音楽療法は、欧米ではうつ病などの精神病に良く使われています。

私のオススメは、癒しの音楽CD3枚設置です。

最近「心の底から笑えなくなった」、「落ちこんでいる」、「ゆううつな」人は是非お験しください。

ただし、うつ病の方は精神科での治療が必要です。




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